第四場を思うと、激怒よりも悲しい思いにとらわれます。

 ハンストが行われたのです。人数は5人であったよう(自分は卒業、させられていたので、推測です)。

 彼らについて「前年度突出した行動をとった2年生の3年生への進級組」と紹介していらっしゃる。「大多数の生徒は・・・見向きもせず・・・教室へと急ぐ」。それを見て「終わったな」と感じ「生徒同士の関係って、こんなものか醒めているんだなー」と一種の寂寥感みたいなものが去来したのだと書いておられる。

 「一般生徒にソッポを向かれると、学校に向かってより牙をむいて立ち向かってくるのは昨年来全国の通例だった」といわれます。これって、これまでの格調高い文からは窺い知れなかった本音でなのです。そして「教師集団は一週間ほど黙認したが、もう限界だと思い始めた」ということです。
 ここに、どのような指導があったのかは、まったく書かれていません。

 そして県教委の方針とそれに基づく校長の要請があり、あとは保護者への哀願と生徒会の抱き込みが得意げに書かれています。

 保護者は「仕様がない、連れて帰るか」と言って、恐らくはそうしたのでしょう。
 それを後追いするように、処分しているのです。
 なんのために? と、疑問を感じざるを得ません。

 繰り返します。
 教師の説得にも、保護者の説得にも応じないから処分したというなら、分からないでもありません。保護者の力で退去させながら、その後を追って処分したのです。