先ほど69,70年度の二年間をひとまとまりに捉える考え方には賛成といいました。

 歴史を語る人の中にはこの「一まとまり」で考えることの苦手な人が多いように思います。そこから数々の誤解が生じています。

 たとえば明治維新があたかも無血革命であったかのように捉えるのは、江戸城の無血開城を指しているだけです。明治維新という流れを考えないで一場面だけを取り上げて全体を語ってはいけないでしょう。
 琉球へのペリー来航から西南戦争あたりまでを明治維新の時期ととらえるならば、無血でないことはあまりにも明白です。それでは時間が長すぎるというなら、江戸開城の直後に上野で彰義隊との戦争がありさらに戊辰戦争が連なっている点だけでも指摘しておきましょう。

 同じく昭和時代前半の長い戦争の期間もそのうちの1、2ページを取り上げて考えるわけにはいきませんね。
 なぜこのようなことを言うかというと・・・