食物連鎖の頂点の鯨から水銀

【毛髪の水銀濃度4倍以上 鯨摂取の和歌山・太地

 古式捕鯨発祥の地で、和歌山県太地町の住民約千人を対象に、毛髪中のメチル水銀濃度を測定したところ、鯨類をほとんど食べないほかの14地域の平均値よりも男性で約4・5倍、女性で約4倍高かったと同町と国立水俣病総合研究センターが9日発表した。

 センターは「水銀濃度と鯨類を食べることの関連性が示唆された。メチル水銀によるとみられる健康影響や中毒は認められなかったが、濃度が非常に高い住民もおり、継続調査が必要」としている。

 昨年夏に住民の健康診断の一環として1017人に実施し、男性の平均値は11・0ppm、女性では6・63ppm。同センターが12道県の14地域で行った調査の平均値は、男性2・47ppm、女性1・64ppmだった。】