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 薩摩人と見れば殺し、長州人と見れば襲うという情勢の中で、薩摩と長州を結びつけると言ったとんでもないアイデアを思いつき、それを実現したのが坂本龍馬である。
 大攘夷という考えを共通化し、そのためには倒幕を行わなくてはならないという思考の転換を図った上で、貿易上の利益と軍事的・食料的な利益を計って互恵に持ち込んだのだろう。
 長州は攘夷戦争で、薩摩は薩英戦争で、ともに痛手を被っていたことが小攘夷から大攘夷への土壌をなしたのであろうとはいえ、薩摩と会津は1863年に長州を京から追い落とし、1864年には蛤御門の変で砲火を交わしているのである。
 それが1866年に薩長同盟の成立となり、その仲介を行ったのが坂本龍馬出あったとされる。

 自民党を抜けた鳩山議員が龍馬を気取ったそうだが、彼が結びつけようとしているのは自民脱党議員の誰それと彼それだ。
 ご本人が誰を気どろうとも勝手だが、あまりにスケールが小さく、自分の利害しか考えない龍馬宣言には、龍馬が驚いていることだろう。
 ま、馬鹿馬鹿しいの一言かな。

 さて、立ち上がれない日本を作った爺さんたちの新政党。
 バックに中曽根さんとか、ナベツネさんとか、石原さんまでいて、老醜満々。
 老害の自民党にあってさえ定年になる人たちの、生臭いとしか言いようの無い野合に、ただただ呆れるばかりではないか。

 うるさいアンシャンレジームの退場を機に、新体制を組めば、谷垣自民党にも勝ち目が、あるのかもしれない。