校務支援ソフトで出席簿ができるようになった。

 紙の出席簿を画面に置き換えたものではない。

 もちろん出席簿画面からでも出欠の登録ができるが、他の画面からでも登録できるようになっている。

 例えばトップページの「出欠」ボタンからのインスタント入力だ。

 ボタンを押すと、画面が変わって縦に3欄に分けられた画面が出てくる。
 左側は学級名だ。1年1組1年2組から6年4組特別支援学級という具合である。一覧画面なので学級をクリックするだけだ。

 すると、クラスの児童生徒名簿が出てくる。これが真ん中の画面である。
 そこで、病欠か事故欠かを選ぶとそれぞれの理由がずらりと現れる。病欠であれば、感冒から腹痛・・・という具合に並ぶという具合だ。
 この欠席理由については市内共通に出来るので、別の表を見たて確認する必要はない。月末に「カゼって、風邪でしたっけ? 感冒でしたっけ?」などと確認する必要はない。

 以上のように、?「出欠」、?「学級」、?「氏名」、?「欠席の種類(デフォルトでは病欠)」、?「欠席理由」、?「登録」の5動作で出欠登録が終り、右の画面に「欠席者一覧」が表示される。
 それが壁掛けテレビのインフォメーションに一覧表示されれば校内の出欠状況がひと目で分かる。

 もちろん、このデータは出席簿に反映されるし、保健日誌や学校日誌といった日誌類への転記も自動的に行われる。
 また、出力帳票を工夫すれば、今回のインフルエンザ関係で作成を求められた集計表や一覧表も自動作成されるのである。



 これまでの、受話器を持ちながらメモを取って、メモを担任の机に運び、担任がメモから健康観察表に書き写して、月末に出席簿に記入するという流れに比べれば、速い、正確、簡易という意味で画期的な進歩である。

 これからは、アシストを起動しておいて、電話での欠席連絡を受けながらその場で5つのクリックで総てが終了してしまうのだから・・・

 あえていえば「担任から電話して下さい」とか「二日連続です」なんて表示ができるとよいし、伝言機能(出席していても連絡して欲しいとか相談したい)とかといったコメントを選択出来ると良いなあと思う。