今日の職員会議で読書にふけるようになった少年の話が紹介された。(渋川小学校の職員会議では各学年学級の児童の話題が大きなテーマなのだ)

 これまではどちらかというと元気がよいばかりだった彼が新学年になって読書にはまっているという。なにか心境の変化があったんだね。

 ここに教育の面白さがある。豹変するのだ、子どもたちが。
 良い豹変を待って、そちらに顔が向くようにし向けていく、あるいは肥やしを遠巻きに撒いていく。そういう仕事が教育の神髄なのだ。今日効果が表れることもあるが、何十年も経って遠い昔を思い出しながら自分を変えていくこともある。時には結局効果が表れないこともあるだろう。
 だから、今やっていることに効果があるのかどうかも分からないし、逆に子どもの変化が指導や働きかけの結果なのかどうかも分からない。

 ・・・こんな職業に数値目標はなじまないと思うのだが・・・

 しかし言えることは、やればやっただけのことはあるということ。それがなかったらと考えることも大切。
 その意味で読み聞かせグループの働きはは大きい。なぜならば、数年にわたって累積されるグループの皆さんの声と子どもに寄せる愛情。なによりも皆さんが本を楽しみ大切にする姿は子どもの心に共感を呼ばずには居られないと思われるからだ。
 また、自分のお母さんがみんなのために読み聞かせをしているということは、子どもにとって誇らしい気持ちを呼び起こすに違いない。

 最初の会に所用で欠席するのは心苦しいモノがあるが、今年もよろしくお願いします。

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