小学生の線路への置き石事件が報道されている。最近多いように思われる。
 その可能性は二つ。
 これまで記事にならなかったモノが大阪の電車事故をきっかけに、記事として取り上げられ、報道されるようになったという可能性。もう一つは、実際に事件が多くなったという可能性。報道はその時のトピックスに影響される可能差異があるので、前者の可能性も否定できない。しかし、もし実際に多くなっているのだとしたら、報道が誘発しているという可能性はないのか?

 模倣犯を誘わないように、報道の在り方に注文をつけたい気がする。

 たとえば振り込め詐欺とか老人宅の過剰修理とかはその手口を詳しくに報道することで、被害の拡大を防ぐための予防となりうる。
 しかし、猟奇的な事件やほとんどありえなかった事件の手口を事細かに繰り返す必要はあるのか? 模倣犯を生み出すだけではないのか? 興味本位の、あるいは興味だけの人のための報道が、新たな犯罪のお手本とならないことを願っている。
 
 ある子どもが「テレビを見ていると小学生がやったりやられたりしている事件ばかり繰り返されて、気持ちが悪い」という感想をもらしていた。健全な発想ではないか。

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