子どもを叱っている声が聞こえてくる。
しかしそれを紙に書くと果たして叱っているのかどうなのか、良く分からない。子どもも分からないのだろう。最後は大泣きとなる。親の方は大声で捨てぜりふを投げつけて事態が一段落するが、大泣きだけが残って、うるさくてしかたがない。なんとかしてくれよ、この暑いのにといいたい気分でいっぱいとなる。
「なんでそんなことをするの?」と、突然の大声。
子どもが何かをしたのだろう。
「○○ちゃん、ねえ、どうして、どうしてそんなことをするの?」
「ちゃんと答えてよ、パパが怒らないうちに」
「聞いているだけなんだから」
「どうして、どうして答えないの?ちゃんと答えなさい」
何をしたのかは分からない。それがどうしていけないことなのかも分からない。父親の一方的な声が続く。
「さっきやったでしょ。いつもパパが言っているじゃない。そんなことはやっちゃいけないって」
「分かっているでしょ。いけないってことは。でもやっちゃったでしょ。やったでしょ。やったじゃない。ちゃんと認めなさい。それをやったからパパが注意しているだけなんだよ」
「認めるの?認めないの?やったでしょ、パパはちゃんと見ていたんだから」
「だから、なんでそんなことをするの?はっきり言いなさい」
相手は二三才の幼児。このあたりからぐずった声が漏れてくる。パパの声が大きくなる。
「なんで泣くの?変でしょ。やったのは○○ちゃんなのだから」
「なんで泣くの?泣くのはやめなさい。認めてよ。なんでやったの。なんで泣くの?」
子どもが大泣きを始める。パパの声がマックスになったから大泣きするのか、その逆なのか。ま、相互作用といったところだろう。
あとはパパの根気が続く限りの大声での質問が続く。
「なんで?」「なんなの?」「何でやったの?」「なぜ泣くの?」「なんでなの?」「言えばいいでしょ」・・・
パパの興味が途切れたのか、他の用事が出来たのか、ナイターが始まったのか分からないが、パパの大声がプツンと聞こえなくなる。
子どもの大泣きだけが続いている。
しかしそれを紙に書くと果たして叱っているのかどうなのか、良く分からない。子どもも分からないのだろう。最後は大泣きとなる。親の方は大声で捨てぜりふを投げつけて事態が一段落するが、大泣きだけが残って、うるさくてしかたがない。なんとかしてくれよ、この暑いのにといいたい気分でいっぱいとなる。
「なんでそんなことをするの?」と、突然の大声。
子どもが何かをしたのだろう。
「○○ちゃん、ねえ、どうして、どうしてそんなことをするの?」
「ちゃんと答えてよ、パパが怒らないうちに」
「聞いているだけなんだから」
「どうして、どうして答えないの?ちゃんと答えなさい」
何をしたのかは分からない。それがどうしていけないことなのかも分からない。父親の一方的な声が続く。
「さっきやったでしょ。いつもパパが言っているじゃない。そんなことはやっちゃいけないって」
「分かっているでしょ。いけないってことは。でもやっちゃったでしょ。やったでしょ。やったじゃない。ちゃんと認めなさい。それをやったからパパが注意しているだけなんだよ」
「認めるの?認めないの?やったでしょ、パパはちゃんと見ていたんだから」
「だから、なんでそんなことをするの?はっきり言いなさい」
相手は二三才の幼児。このあたりからぐずった声が漏れてくる。パパの声が大きくなる。
「なんで泣くの?変でしょ。やったのは○○ちゃんなのだから」
「なんで泣くの?泣くのはやめなさい。認めてよ。なんでやったの。なんで泣くの?」
子どもが大泣きを始める。パパの声がマックスになったから大泣きするのか、その逆なのか。ま、相互作用といったところだろう。
あとはパパの根気が続く限りの大声での質問が続く。
「なんで?」「なんなの?」「何でやったの?」「なぜ泣くの?」「なんでなの?」「言えばいいでしょ」・・・
パパの興味が途切れたのか、他の用事が出来たのか、ナイターが始まったのか分からないが、パパの大声がプツンと聞こえなくなる。
子どもの大泣きだけが続いている。